王 貞治 (5/20)
- 公開日
- 2013/05/20
- 更新日
- 2013/05/20
校長室の窓
前回に続き、野球界で活躍した人の話をします。王貞治さんは、長島茂雄さんと同じ時期に巨人軍で活躍し、世界新記録のホームラン(868本)を打った人です。巨人・ソフトバンクの監督も務め、日本一に輝き、第一回国民栄誉賞を受賞しました。
「もっとうまくなりたい」「もっと遠くへ飛ばしたい」「もっと速い球を投げたい」という”もっと、もっと”という気持ちを持つことが大切だといっています。挑戦する心を持ち続けるには、いつも「なぜ?」という疑問を持っていることが必要だというのです。「なぜ、バットの芯に当たらないのだろう?」といつも自分を振り返って、研究することが大切だといっています。「なるようにしかならないさ」と思っていては、何事もなるようにしかなりません。
苦しんだ分だけ上手になれば、上手になるためには苦しむのは当然と思うようになるそうです。上手になるとやって楽しいし、楽しければそれに伴う苦しみも楽しみに変えられるという能力を、人間はもっているというのです。
日々の努力の積み重ねが大切なのです。努力するには”なぜ?”が必要だそうです。心に”なぜ?”という疑問を持っていれば、技術というもの、人生というものは、少しずつ進歩していくのではないだろうか、と言っています。
みなさんも、”なぜ?”を大切にして、日々取り組んで行きましょう。