修了式 式辞 (3/24)
- 公開日
- 2014/03/24
- 更新日
- 2014/03/24
校長室の窓
「一隅を照らす」
みなさんは、「地域の宝、大治町の宝である」と言われたことがありますね。将来を担う人になってほしいという願いが、その言葉には込められています。
さて、「宝」って何でしょうか?すぐに頭にうかぶのが、素晴らしい仏像とか建築物ですね。また、金銀財宝でしょうか?
しかし、最澄(天台宗のを開いた人)は、次のようなことを言っています。
「一隅」とは、今あなたが置かれている場所のこと。そこで、自分のベストを尽くし、精一杯努力し、明るく光り輝く人こそ、何物にも代え難い貴い宝であると。一人ひとりがそれぞれの持ち場で全力を尽くすことによって社会(学校)全体が明るく照らされていく。「人の心の痛みが分かる人」「人の喜びが素直に喜べる人」「人に対して優しさや思いやりがもてる人」こそ国の宝である。
みなさんには、素晴らしい可能性と未来が開けています。自分の目標をもち、「くさらず」「逃げず」自分の力を出し切り、日々の生活を過ごしてほしいと思います。
あなたが光れば、あなたの周りも光ります。まずは、自分が光り輝くことです。
(校長)