学校日記

1300年 (10/7)

公開日
2013/10/07
更新日
2013/10/07

校長室の窓

 先週は、伊勢神宮(内宮・外宮)の社殿を一新する式年遷宮が営まれました。20年に一度、執り行われるものです。62回の歴史があるそうです。戦乱期に中断をしていますが、1300年以上の歴史があるそうです。飛鳥時代から続いていることになります。このような儀式が連綿と続いている国は、世界的にみても日本ぐらいではないでしょうか。
 「10年一昔」といいます。人の生活様式が急速に変化してしまうこの時代に、1300年もの間、変わらず、変えずに、営まれることに、誇りを感じます。「時を経ても変わらないもの、不易」があるから、人々は、そこをよりどころにして、安らかな生活ができるのではないでしょうか。
 さて、1300年と言えば、世界最古の木造建築物「法隆寺」も約1300年続いています。鉄骨やコンクリートの建物の寿命が100年もたないことから考えると、すごいことですね。材質は「ひのき」です。聖徳太子の理念が現在も宿っているのです。さらに、「法隆寺」に使われているひのきの樹齢が1300年と言われています。
 人の寿命は、長くても100年、しかし、その願い・思い・理念は、続いていくのですね。

※子育て・教育についても、飛鳥の時代から変わらぬ、変えてはいけない「不易」があるように思います。

 (校長)