学級づくり 事例13 (9/27)
- 公開日
- 2012/09/27
- 更新日
- 2012/12/18
校長室の窓
「子どもの自己有用感を大切にする」
運動会を明後日にひかえ、子どもたちの達成感・充実感が伝わってきます。目標を成し終えた時期が、子どもを一段階成長させる絶好の機会です。
本年度の重点努力目標の中に、『児童にとって教室が「心の居場所」として温かみがあり、落ち着いて生活や学習ができる場になるように努める。』があります。
学級づくりで大切なことの一つとして、子どもたちに自己有用感(肯定感)をどう持たせるかがあります。子どもが自己有用感を持つ基本は、認められるということです。仲間から認められることは大きな効果を生みます。「○○さん、すごいね」「がんばっているね」など、あらゆる場面で子どもたちのよさを、互いに認め合うことが大切です。よいところを学級全体で共有し認め合うことで、学級によい言動が広がっていきます。自分の居場所がある子どもは、精神的にも安定しています。
また、家庭でも同じです。家庭に居場所がない子どもは、学校で荒れやすい傾向があります。指示や注意ばかりで、認めることが少ないと家庭に居場所がなくなります。どうか、保護者の方も子どものよいところを認め、ほめてやってほしいのです。
運動会のような学校行事を通して、子どもたちに自己有用感を持たせる視点から声かけをお願いします。子どもたちの「全身全霊」の演技・競技は、必ずや大人の心を揺さぶると思います。