学校日記

巨大な木の化石を発見

公開日
2010/09/07
更新日
2010/09/07

校長室の窓

 先週の私の話の中で、子供たちに出した課題がありました。それは、「大治西小学校には巨大な化石があります。探してみましょう。」でした。大勢の子供たちが学校中を探索してくれました。そして、とうとう6年生の2人の子が発見しました。体育館玄関脇にある松の木の根元に、直径1mほどの木の化石(珪化木)があります。年輪があるので、それが特徴です。年輪を数えてみたら150はありました。年輪は、どうしてできるのか、知っていますか。夏は成長が速く、冬は成長が止まるので、年輪ができるのです。年輪の一つ一つの幅も違います。南側は成長が速いので、幅が広く、北側は狭くなるのです。年輪を見れば、その木の育った方位が分かるのです。
 日本には、優れた木造建築が残っています。6年生が修学旅行に行った法隆寺や東大寺が代表ですね。昔の大工さんたちは、その木の特徴(育った方位)をとらえて、どちらの方角の柱に使うのかも考慮したそうです。
 一つのことから、次々におもしろい問題が出てきますね。