学校日記

今年は、ひと味違う運動会

公開日
2010/09/13
更新日
2010/09/13

校長室の窓

 2学期の大きな行事、運動会を楽しみにしている人も多いことでしょう。今年の大治西小の運動会は、例年と大きく変わったところがあります。全学年のキッズソーランを止め、ペア学年による表現運動を取り入れました。それぞれの学年がどんな表現運動をするのか楽しみです。
 さて、皆さんは運動会という行事が、日本で考えられたことを知っていますか。外国にもありそうな気がするのですが、運動会が生まれたのは日本なのです。
 今日は、運動会の歴史について話します。
 運動会のようなものが「競闘遊戯会」として1874年に海軍兵学校で行われ、「運動会」という名前で最初に行われたものは、1885年東京大学においてです。運動会というと、小学校のものと考えていませんでしたか。
 さて、今のように小学校で運動会が行われるようになったのは、1885年に初代の文部大臣だった森有礼という人が、「学校で運動会をしなさい」という命令を出したからなのです。しかし、運動会をするにもグランドのない学校が多かったので、空き地や近くの河原で行ったというのです。それも、一つの学校だけで行うのではなく、いくつかの学校と一緒の「連合運動会」だったというのですから、今の陸上大会のようなものだったかもしれません。
 1900年に、「学校には屋外運動場を作りなさい」という法律ができてから、現在のような運動会になってきたのです。学校の運動会に、お母さんやお父さんたちが参加して、一緒に楽しむようになったのは、この頃からのこと。運動会の種目に、もともとは豊作を占う綱引きが入ってきたのも地域のお祭りとしての運動会という性格になってきたからでしょう。
 それでは、運動会当日を楽しみにしています。残り1週間頑張りましょう。