学校日記

青少年赤十字 (12/26)

公開日
2013/12/26
更新日
2013/12/26

校長室の窓

 知多海部地区青少年赤十字指導者研修会・児童生徒交歓会が、大治スポーツセンターで開かれました。各加盟校から300名近くの参加がありました。

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 本年度は、青少年赤十字の大きな2つの派遣事業がありました。
 1つは、モンゴルへの派遣です。愛知県を中心に11名の中学・高校生が参加しました。知多・海部地区から代表で大治中学校3年生が参加しました。感想を紹介します。『初めての外国で言葉も通じず不安な中でしたが、「どうしても伝えたい」という気持ちが、言葉は違っていても心から伝えようとすると、相手もちゃんとその気持ちをくみ取ってくれることを体で感じ取ってきました』ということを述べていました。

 2つめは、朝日新聞と日本赤十字社愛知県支部の主催、「子ども新聞プロジェクト」です。愛知県を中心に11名の児童が参加し、知多・海部地区から代表で大治西小学校6年生が参加しました。被災地である宮城県や岩手県へ行って、3日間にわたって取材をし、その後、名古屋港周辺の道路・港湾・河川の防災工事の状況を視察してきました。それがこのような新聞になりました。各加盟校に配布されています。記事には、「復興させていこうとする現地の人のたくましさ、そして災害時の避難の様子や避難生活について」が書かれています。被災地に実際に行って見たり聞いたりして感じてきたことが小学生の目線で素直に書かれていました。近い将来くるであろう南海トラフ地震に向けて、対策や心構えが大切であることを訴えています。また、最後に新聞の編集者は、「困っている人を助けるのは当たり前。当たり前のことを自然にできる大人になってほしい」と結んでいます。

 さて、児童生徒の皆さん。未来を担うみなさんだからこそ、赤十字の精神をもとに、よりよい社会を築いていってほしいと願っています。まずは、青少年赤十字の態度目標である「気づき、考え、実行する」ことの大切さを、学校内の活動だけに留まらず、広く社会に目を向け、今かかえる社会問題にも関心を持ち、行動する力を育ててほしいと願っています。
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 (校長)