青少年赤十字リーダーシップトレーニング・センターに思う (7/30)
- 公開日
- 2013/07/30
- 更新日
- 2013/07/30
校長室の窓
昨日(7/27〜29)まで、知多・海部青少年赤十字リーダーシップトレーニング・センターに参加してきました。本年度、私(校長)は、本協議会の会長という立場で参加しました。各加盟校からリーダー的な児童・生徒が150名参加しました。
最近の日本の若者(子どもたち)は、内向きだと言われています。そのような中で、こうしたリーダーを育成する研修会は、大切な場であると考えます。
とりわけ「特色あるプログラム」として、二つあげられます。
一つめが、<ボランタリー・サービス(V・S)>です。
互いに快適な生活を創り出す方法・手段として設けられているものです。集団生活のルールづくりについても、自分たちが体験することによって「気づき・考え・実行する」態度を養うことにもなります。「自分の考えが、みんなに認められ、みんなが動く」という体験を初めて味わった子もいました。「自分が動けば、みんなが動く。みんなが動けば、仲間が増える。みんなが動けば、快適になる、やりがいを感じる」ことを体験しました。
スタッフ(教職員)は、「指示して実行させる」のではなく、「投げかけ」「待ちの姿勢」で自主性・自発性を育成します。子どもたちは、それによく応え、教育的な効果をあげました。
二つめは、<先見(せんけん)>です。
「先見」とは、いつ、いかなる事態に出会っても、これに対処できるように日頃から備えておくという意味です。自分自身を見つめ、自分の考えを明確にし、自己決定をする場です。「先生、次なにやるの?」のという発言は、まったくありません。指示を待つ、「指示待ち人間」は、どこにもいないのです。
熱意と愛情に満ちたスタッフの人たちと、子どもたちを育てる充実した「トレーニング・センター」でした。
しかし、この「トレーニング・センター」の真の成果が問われるのは、これからです。子どもたちが、各学校・学級・部活・地域社会で、どのような実践をするのか楽しみにしています。将来、社会に出たとき赤十字の精神を生かし、リーダーとして活躍してくれることを期待しています。
(校長)