学校日記

野口雨情 (6/24)

公開日
2013/06/24
更新日
2013/06/24

校長室の窓

 梅雨らしい天気が続いています。今日は、歌を歌います。
「七つの子」
烏 なぜ啼くの
烏は山に
可愛い七つの
子があるからよ

可愛 可愛と
烏は啼くの
可愛 可愛と
啼くんだよ

山の古巣へ
行って見てご覧
丸い眼ををした
いい子だよ

さて、質問です。
「七つの子」の七つは、何をあらわしているのでしょうか?
「七つ」・・・7羽のひな?
「七つ」・・・7歳という歳?
どちらも違いますよね。烏は1羽か2羽しかひなを育てない。また、7歳といえば立派な老鳥ですよね。では、「七つの子」の題名は、何をあらわしているのでしょうか?

この曲を作ったのが、「野口雨情」です。

もう一曲、歌います。
「シャボン玉」
シャボン玉飛んだ
屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで
こわれて消えた

シャボン玉消えた
飛ばずに消えた
産まれてすぐに
こわれて消えた

風、風、吹くな
シャボン玉飛ばそ

「野口雨情」は、自分の娘を7日目に、そして2歳で次々に亡くしています。「シャボン玉」の歌は、鎮魂歌であると言われています。

 作者がどんな思いを込めて曲を創ったのか、考えて歌うと、また、違った歌になりますね。