学校日記

林間学校を終えて (5/24)

公開日
2013/05/24
更新日
2013/05/24

校長室の窓

 昨日まで、林間学校へ5年生全員が行ってきました。全山新緑に包まれ、可憐な花が咲いていました。
 学校に戻って来た子どもたちの顔を見ていると、一人一人が一回り大きくなったように感じました。わずか一泊2日の集団宿泊活動ですが、子どもたちにとっては、意味のある体験でした。
 初めての体験としては、飯ごう炊飯があります。家では炊飯器のスイッチを入れるだけでご飯が炊けますが、ここでは薪に火をつけ、飯ごうでご飯を炊き、カレーを作ります。薪の煙が目にしみて涙したり、お焦げご飯を味わったりしました。友達と協力しながら準備から後片付けまで自分たちの手で行います。日頃の生活がいかに便利で快適であるかを感じたことでしょう。
 そして、キャンプファイアー。一つの火を囲み、学年全体がまさに”はじけ”ました。日頃の自分を忘れて楽しみました。仲間がいることが、この楽しい時間があるのです。自分一人でキャンプファイアーはできません。学年としての一体感をその場にいた者は、誰もが感じることができました。一生記憶に残る場面だと思います。
 また、友達同士での宿泊です。初めての体験の子もいました。中にはちょっぴりホームシックにかかり泣き出す子もいました。でも泣きながら寝ていきました。その子にとっては、自立の一歩を踏み出す大事な時間であったと思います。

 一人一人の子が自分の壁にぶつかりながら、自分を見つめ、気づき、考え、学び、それを乗り越えることができました。私(校長)のリックにつかまり、山を歩き切った子、お母さんを思い一夜を過ごした子。子どもたちは、少しずつ自立への歩みを進めています。ご家庭でも子どもたちの頑張りに、ねぎらっていただけたらと思います。
  (校長)