学校日記

大掃除に思う (12/25)

公開日
2012/12/25
更新日
2012/12/25

校長室の窓

 年末のこの時期は、どこの家庭でも大掃除に取り組んでおられると思います。私(校長)もこの3連休、日ごろ掃除をしていないのを反省し、少し取り組みました。掃除を始めると、色々なことに気づき思いにふけり、手が止まってしまい、はかどりません。
 ご家庭でも子どもたちにも仕事を分担し、親子で掃除に励んでくださいね。子どもは、親の後ろ姿を見て育ちます。掃除は「自分を見つめる」大切な時間だと思います。

 先日、カレーcoco壱番屋の創立者の宗次 徳二(むねつぐ とくじ)氏の講演を聴く機会がありました。宗次氏は、幼少期は、孤児院で育ち養父母に引き取られます。小学生の頃は、空腹に耐えかね、道端に生えていた雑草まで食べたそうです。・・・
 彼の経営術の一つとして、「掃除をすれば売り上げが上がる」といいます。朝4時に起き、掃除を始めます。・・・
 「ただ、掃除の難しい点は『継続』です。掃除は継続しなければ意味がありません。でも、みんな続かないんですね。掃除をやり始める人は多いのですが、即効性がないからみんな途中でやめてしまう。逆説ですが、だからこそ価値があるのです。誰も続かないからこそ、地域の人々から信頼されるのです。」と語られています。

※ 現役を退いた今日も、掃除を生きがいにし、一日たりとも休まず、喜びを感じながら取り組んでおられます。それが地域や社会に貢献することに自然につながっているのを感じました。