教育相談週間 (11/26〜30)
- 公開日
- 2012/11/26
- 更新日
- 2012/11/26
校長室の窓
学期に1回、教育相談週間を設けています。担任と児童が個人面談を行います。担任は、日頃から児童と同じ場で生活をしています。児童の小さな兆候(サイン)をとらえて随時、相談にのっています。しかし、いじめの問題、心の中の悩み、家庭での悩みなど、表面に表れにくい事案もあります。
そこで、西小では、「ふれあいアンケート」(約10項目に関して)を児童からとり、それに基づいて一人一人と相談するする場を設けています。
※ 家庭で何か気になることがありましたら、学校へお知らせください。12月の保護者懇談会の折でもお願いします。子どものよりよい成長のために、保護者と学校が力を合わせて、その子の将来について考えていきたいと思います。
「心のエネルギーの枯渇」
家庭や学校で安心して過ごせる。自分の気持ちをよく分かってもらえる、充実感を体験する、認められるといった体験が心のエネルギーの源となる。
愛される、愛する、大事にする、大事にされる、認める、認められるといった精神的充足が得られることで意欲や成長へのエネルギーが湧いてくる。子どもは家庭でどれだけ心のエネルギーを満たされ学校にやって来るだろうか。学校でどれだけ心のエネルギーを補充されているだろうか。
様々な問題行動はこうした心のエネルギーの枯渇が原因になっていることが少なくない。「気になる行動」は「もっと私のことを気にしてほしい」、「手のかかる行動」は「もっとぼくに手をかけてほしい」というメッセージでもある。
不安や放任などで心のエネルギーの枯渇している児童生徒に「がんばれ」「がまんしなさい」などといっても行動には結び付かない。児童生徒は不安と戦い心のエネルギーを満たすことに精一杯で余力がないからである。 <H22 生徒指導提要から>