稲むらの火 (11/14)
- 公開日
- 2011/11/14
- 更新日
- 2011/11/14
校長室の窓
先週この地域に地震がありました。一瞬、東海地震が来たかと思いました。
今日は、1854年(安政の南海地震)にあった話をします。今の和歌山県広川町の話です。5年国語科の教科書にも取り上げられています。
大津波が押し寄せてくることを気づいた主人公「五兵衛」は、祭りの準備に夢中の村人たちを救うために、自分の田の稲わらに火をつけ、村人を避難させたという逸話です。その後も、私財をなげうって大堤防を造るために苦労をします。村人総掛かりで堤防は完成をします。その88年後、1946年に(昭和の東南海・南海地震)が起き、大津波が押し寄せたが、この堤防により広川町は、津波の被害を免れたのです。
「自分だけは、大丈夫」「まさか、起こらないだろう」という油断が、命取りになります。日頃から、防災意識を高めていきましょう。
「百年後のふるさとを守る」
目の前のことだけでなく、将来を見通した仕事が、多くの人に感銘を与えます。
みなさんも、大治町・この日本を支える大人になってくださいね。