学校日記

始業式 「地域とのつながり」 (4/7)

公開日
2011/04/07
更新日
2011/04/07

校長室の窓

 みなさん進級おめでとう。
 昨日の入学式で新一年生を迎え、平成23年度をスタートします。
平成23年は、みんなの人生においても記憶される年となるでしょう。東日本大震災により東北地方では、300校あまりの学校が、避難生活のため未だに授業を始められない状況です。こうして、入学式、始業式が無事行われることを、幸せに思います。

 新聞などによると、3万人近くの人が亡くなり行方不明になっています。3万人と言えば、大治町の人口と同じくらいです。家族を無くした子どももたくさんいます。
 そんな悲惨な状況の中で、子供たちが頑張っているニュースもあります。小学生の子が自分たちが避難している場所を掃除してきれいにしたり、「ファイト新聞」という子ども新聞をつくったり、年寄りの方の世話をしたりして、避難しているみなさんを励ましたりしています。また、自宅に避難している地域の人たちに食料などをかごに入れ運んだり、配ったりしています。小学生や中学生も自分たちにできることを一生懸命に取り組み、地域の人と支え合っている姿をみて、明るい希望も感じます。

 さあ、みなさん新しい学年がスタートします。自分ができること、やらなければならないことを精一杯取り組んで行きましょう。与えられた自分の命を大切にしましょう。そして、この大治町、この日本に役立つ人になってください。

 今年のキーワードは、「地域とのつながり」です。