学校日記

生命の神秘 2 (7/18)

公開日
2013/07/18
更新日
2013/08/28

校長室の窓

 クマゼミの羽化
 昨夜、近くの公園を犬と散歩していると、大きな木の幹にセミの幼虫がぞろぞろと這い上がっていました。5匹ほど捕まえて、自宅のレースのカーテンに放しました。数分後には、羽化が始まりました。その様子を写真に収めましたので紹介します。
 どの幼虫も羽化の順番が、誰にも教えてもらっていないのに、全く同じです。体の反らし方、足のかけ方・曲げ方、羽根を伸ばすタイミング、どれ一つとっても同じなのです。遺伝子に組み込まれたシステムに神秘さを感じずにはおれませんでした。人知れずに小さな命も、懸命に生きようとしているのです。(しかし、1匹は羽化の途中で動きが止まり死んでしまいました)

 私(校長)が子どもの頃は、夏になれば竹竿をもってセミ捕りに興じていたものです。しかし、当時はニイニイゼミやアブラゼミしかいませんでした。今はクマゼミばかりです。ニイニイゼミやアブラゼミは、どこへ行ってしまったのでしょうか。クマゼミが生息域を広げていることから、温暖化・乾燥化が進んでいるといわれています。
 身近な自然環境もこの50年あまりで、大きく変わってしまいました。どこまで、環境変化が進んで行くのか、心配になります。

 (校長)