心の栄養
- 公開日
- 2010/10/18
- 更新日
- 2010/10/18
校長室の窓
今日は、「心の栄養」について話をします。さて、「心の栄養」って何でしょう?
先週の木曜日、モンゴルの伝統音楽を聴く会がありましたね。伝統楽器から奏でられる不思議な音色そして歌・踊りと、とても心を豊かにしてくれました。これも「心の栄養」といえますね。
さて、皆さんは、本を読むのとテレビを見るのでは、どちらの方が時間が多いですか?
大治西小は、長い時間テレビを見ている子が全国や愛知県の平均に比べて、多いのです。また、コンピュータゲームをしている時間もとても多いのです。
ここで、みんなに少し考えてほしいと思います。
テレビは、見ているだけでおもしろおかしい番組がたくさんあります。また、他の国のことやすばらしい自然を見ているだけで分かります。読書するよりも気楽に、楽しむことができます。でも、見ているときは、あまり何も考えていないでしょう?想像をしなくても見ているだけで分かったような気になります。
本を読んでいるときはどうでしょう。登場する人物や風景を自分で想像しながら読み進めていくでしょ。また、喜びや悲しみなどの気持ちをいろいろ想像するでしょう。読む人が100人いたら100通りの想像が生まれます。本を読んで、どんなふうに感じるか、それは皆さんの自由です。自分だけのすばらしい世界が描かれるのです。想像・創造力は、人間だけに与えられた能力です。
食事が「体の栄養」とすれば、読書は「心の栄養」です。目には見えないけれど、毎日少しずつ成長しています。「心の栄養失調」になっている人はいませんか。読書を楽しみ、よい本とたくさん出会ってほしいと思います。